修了者の活動紹介

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福島県立医科大学附属病院

修了した特定区分
  1. 動脈血液ガス分析関連
  2. 腹部ドレーン抜去関連
活動状況

私は現在、特定行為看護師(5期生)として、きぼう棟9階西病棟(消化器外科)で勤務しながら活動しています。特定行為区分で、動脈血液ガス分析、腹部ドレーン管理関連を取得しています。2022年4月から病棟で活動し、年間95症例以上実践しています。特定行為研修を終えて実際に病棟で活動する中、通常の業務量に加え、特定行為看護師としての活動・業務調整はとても難しく、スタッフの人数が少ない時や日々の看護業務量が多く、時間調整ができないことも多くありました。しかし、その中でもスタッフの協力を得て、業務を調整し、特定行為看護師として実践しています。医師と看護師間での診療の補助業務のタスクシフトを実施することで、医師と看護師間の連携を強化し、業務の効率化及び負担の軽減、さらに患者へのタイムリーな症状緩和が図れるように実践しています。

病棟看護師長より

当病棟では2つの看護チーム体制(上部消化管Gと下部消化管G)をとっています。研修終了後、特定行為看護師として両方の看護チームを経験し、積極的に医師に働きかけ、横断的に特定行為を実施しています。予定手術患者の対応が主ですが、時には、状態変化時の患者の動脈血採血を実施し、早期治療につなげられた事例もありました。研修で得た病態知識が様々な場面で活かされているのを実感します。

一般病棟でも特定行為看護師として活躍できるモデルとして、今後も成長していってほしいと思います。

今後の活動

今後の活動として、自分自身の看護の質・向上だけではなく、特定行為研修制度をスタッフに有益で必要なものという認識を持ってもらえるよう、実際の事例により具体的な活動方法を知ってもらい育成にも力をいれていきたいです。そのためには、様々な場で情報を発信してロールモデルとなり、少しでも興味を持ってもらえるよう日々努力していきたいです。また特定行為は高度かつ専門的な知識や技術が必要な補助行為であり、新しい見解や技術など入れ替わる可能性も考えられるため、研修で培った知識と技術をブラッシュアップさせるためにも、個々の学習の継続と実践を繰り返し行っていきたいと思います。

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